クワガタの人気は、なんといっても、国産のオオクワガタです。
何しろ過去には1000万円で取引されたこともあるのです。
通常サイズだと、最近では2000円程、産地によって高値がつくサイズも変わります。
次がヒラタクワガタです。
ヒラタクワガタは、闘争心も強くて、動きもあります。
また大きなサイズも生まれてきますから、飼育するのには面白いかも知れません。
ヒラタクワガタ羽化から取り出しまで
本土ヒラタクワガタとシマヒラタクワガタなど国内に12亜種がいるヒラタクワガタですが、野生の場合、羽化までの日数も違います。
ここでは本土ヒラタクワガタの場合です。
羽化すると、半年程蛹室でじっとしています。
飼育下ですと、更に一月程休眠します。
羽化してから冬をやり過ごすまで、じっと休眠する個体を多く見かけます。
しかし飼育下では羽化を確認してから一月程で、強制的に取り出してしまう方もいます。
自然に任せるなら、自分から出て来るまでということになります。
早く取り出したいところですが、内臓まで固まってからの方が、形が綺麗になる傾向が強いようです。
取り出しは一か月以上経過してからが理想です。
取り出したらゼリーを与えますが、二、三か月は殆ど食べません。
餌を食べ始めてから2ヶ月から3ヶ月経つと成熟個体になります。
餌の減りも早くなります。
雌の場合は食べ始めてから高タンパクのゼリーを与えます。
また休眠時期のまえに、高タンパクゼリーを与えます。
自然界では羽化する時期は春から秋にかけてですが、だいたいは蛹の状態で越冬します。
飼育下では気温の影響を受けますので、早く羽化すると、小さな個体になるようです。
まとめ
羽化のときに1番失敗するのは、触ってしまうことです。
羽化が始まる個体は頭部から、成虫の色に近くなります。
色が濃くなって来たらそっとしておいてあげて下さい。
自力で蛹室から出てくるのを待ちましょう。
形が整わないうちに触ると、羽が閉じなくなったりすることもあります。
成虫になってから、餌を食べ始めるまでは触らない方がいいですね。