夏の山や林にいる昆虫で子供たちの人気を集めるのが、カブトムシとクワガタです。
クワガタの方が個体数が少ないのか目に見かける頻度が少ないのか、圧倒的にカブトムシがクヌギの樹の樹液に集まっています。
圧倒的なパワーで自分のエサ場を確保するためにケンカをするのがカブトムシです。
でもカブトムシってクワガタと違って越冬出来ないのはどうしてなのでしょう。
クワガタとカブトムシの生態による違いなのか?
子供たちの人気を二分するクワガタとカブトムシですが、冬場になると姿を両方とも姿を見せなくなります。
子供のうちは両方とも夏を過ぎればいなくなると思いこんでいましたが実際はどうやら違っていたようです。
クワガタは種類によっては越冬する事ができる種類があると言う事です。
明らかにクワガタとカブトムシの成虫になる時期の問題があるとされています。
クワガタは夏の終わりから秋にかけて成虫になりそのまま、枯れ木の朽木の下に潜り込んで冬を越えていきます。
但し越冬できるタイプのクワガタのみになります。
オオクワガタ・コクワガタ・ヒラタクワガタが代表的です。
越冬出来ないタイプはノコギリクワガタ・ミヤマクワガタになります。
カブトムシは春から夏にかけて幼虫~さなぎ~成虫になります。
クワガタとカブトムシでは成虫になるタイミングが違うと言う事になります。
この差が越冬できるクワガタと出来ないカブトムシの差と言う事になりそうです。
気性が荒いと短命!?
越冬出来ないクワガタのノコギリクワガタやミヤマクワガタはクワガタの中でも、攻撃的な性質をもちあわせています。
他の昆虫が集まっている蜜場に現れて他の昆虫を押しのけて行く感じがあると思います。
それはカブトムシも同じなのです。
自分の蜜場に他の虫が来ると角で払いのけるなどの方法をとる事が多いです。
これらは越冬出来ないタイプに属します。
その逆に大人しい性格で攻撃的ではないタイプのオオクワガタ・コクワガタ・ヒラタクワガタは越冬する事ができます。
このタイプは他の昆虫がいる蜜場にはほとんど現れないために争いになる事が滅多にありません。
自分一人で食事をするのが好きなタイプと言う事になります。
これは、科学的根拠がある説ではありませんから、何とも言えない所ですが、気性が荒いカブトムシなどは早く亡くなるからいっぱい食べさせろと言っている様に感じてしまいませんか。
まとめ
クワガタは越冬出来るのにカブトムシが越冬できないのはなぜ?について紹介してきました。
誰もが思っていた事かもしれません。
カブトムシをちゃんと飼育していたにも関わらずあっさりと亡くなってしまっていた事があると思います。
飼育環境にもよるのでしょうが、やはり成虫になるまでの過程のさが大きいのではないでしょうか。
長く生きるにしても短く生きるにしても、クワガタもカブトムシも全力で生存競争に生き残ろうとしているのが良くわかったと思います。