クワガタが冬眠する事を知ったのはつい最近と言う方も多いと思います。
夏でもカブトムシほど見かける頻度が少ないうえに、カブトムシと同じく夏しか生きていないと思っている方がほとんどではないでしょうか。
クワガタは種類によっては冬眠して越冬するものもいるのです。
では、なぜクワガタは冬眠して越冬できるタイプと出来ないタイプがいるのか?
冬眠はいつ始まっていつ頃めざめるのでしょうか?
クワガタはなぜ冬眠して越冬するのか?
クワガタでも冬眠する種類としない種類に分かれます。
越冬する種類・・オオクワガタ・コクワガタ・ヒラタクワガタ等
越冬しない種類・・ノコギリクワガタ・ミヤマクワガタ等
越冬するタイプのクワガタは基本的には長生きできるポテンシャルを持っていて、気温が下がって行く事で活動を休止させます。
暖かくなるまで、朽木の下にもぐっていたり、朽木の下側にくっついています。
飼育時でも長生きするタイプは最大で5年近く生存するケースも有ります。
気温が下がり始めると活動が鈍くなりそのまま冬眠に入ってしまう事がほとんどの様です。
越冬しないタイプは、基本的に短命の種類としか言いようがありませんが、羽化する時期によっては越冬する事もあります。
ですが、やはり頑張っても翌年の夏ごろには姿を消してしまいます。
クワガタはいつ冬眠していつ頃目覚めるのか?
クワガタには体温がありませんから、外気の温度の影響をダイレクトに受けます。
外気温が下がって来ると活動が鈍くなり冬眠して越冬する準備にはいって行きます。
気温としては15℃を下回ってくると活動が鈍くなるので、早ければ10月中頃、遅くても11月中頃には寒さをしのぐ為に、朽木の下に潜り込んだり木の隙間に入り込んで暖かくなるのをじっとして待ちます。
飼育する場合もマットを軽く湿らせる程度にして朽木を置いていつ目覚めてもいいようにゼリーを置いて、気温の上下が激しくならないように温度管理をしっかりします。
では、いつ頃冬眠から目覚めるのでしょうか?
春先(3月ごろから)から気温が上がり始めてきますので、早ければ3月後半、遅くても5月のゴールデンウィークまでには目覚めています。
飼育時の場合は気温調整もしながら目覚めさせる事もしなければなりませんが、その時には必ずマットを新しい物に交換しておく方が良いでしょう。
まとめ
クワガタの冬眠する時期と目覚める時期について紹介しました。
初めてクワガタを飼育させて越冬させる場合は特に気温の管理が重要になります。
また太陽が当たらない様に暗い場所で飼育する事も必要になります。
冬眠している間は、ほとんど動かないのでマットの湿り気を月に1回程度確認する程度で大丈夫でしょう。