クワガタを飼育するなら、卵からの成長を見てみたいですよね。
クワガタは完全変態の虫なので、成虫になって外に出る前にさまざまな変化をみせてくれます。
今回はクワガタの卵の保管方法やマットについて調べてみました。
マットとは
昆虫ショップなどに売られている発酵マットです。
コナラやクヌギの木を細かく砕いて作ったおがくずで、クワガタを育てるには欠かせないものです。
さまざまな種類のものがあるので、お店の人にどれが最適か尋ねてみましょう。
これを飼育ケースのなかにしきつめます。
幼虫はこのマットを餌にして大きくなります。
その辺の土じゃ駄目なの?
土の中には、目には見えない小さな生き物が紛れ込んでいる可能性があります。
また、細かくても固い石が混ざっています。
こういったものはクワガタの体に悪い影響を及ぼします。
市販の柔らかくきれいなマットを使って飼育したほうが良いでしょう。
卵はマットに穴を開け、入れる
プリンカップなどにマットを入れて、0.8~1cmの穴を開け、卵をひとつだけ入れます。
卵は傷つきやすいので、清潔なスプーンなどですくってそっと運びましょう。
カップの蓋には空気穴を開けておきます。
カップは直射日光の当たらない涼しい場所に置き、乾燥しすぎないように霧吹きでときどき湿らせてあげましょう。
菌糸ビンで育てれば、大きなクワガタになる
菌糸が集まったものを一般にカビといいます。
野生のクワガタのメスは菌のにおいをたどって産卵する朽ち木を選びます。
主にカワラタケやニクウスバタケなどの木材腐朽菌です。
こういった朽ち木が幼虫の成育には役立つのです。
菌糸は予めボトルに詰められたものと、袋に入れられているだけで好きなように使える「菌糸ブロック」が販売されています。
菌糸自体にはさまざまな種類がありますが、初心者は生クヌギ100パーセントのおがくずを使用したものを使うのが無難のようです。
産卵がカビに与える影響
朽ち木にカビが生えることもありますが、メスが産卵を開始すると、カビを抑止する成分が分泌され、カビはきれいになくなります。
まとめ
菌糸は幼虫にとって良い栄養源となるようです。
しかし、菌糸自体が劣化してしまうと悪影響になりますので、定期的に新しい菌糸ビンに移し替えましょう。
また、マットも常に清潔にしておくために、こまめに取り替えてあげると良いようです。