国産ヒラタクワガタには、本土ヒラタクワガタと島々のヒラタクワガタが生息している様です。
本土ヒラタクワガタとは、九州、四国、本州は東北の南部までに生息している個体を指し、クワガタの中でも最も大きくあごの力が最も強い種類だそうです。
どのような種類がいるのか、調べてみます。
国産ヒラタクワガタの種類
一般的に、本土ヒラタクワガタよりも島々に生息するヒラタクワガタの方が、大きい様です。
本土ヒラタクワガタは、オスの個体では40mm前後、メスの個体では30mm前後に比べて、島々に生息するヒラタクワガタは、オスの個体では70mm前後、メスの個体では40mm前後とずいぶん差がある様です。
本土ヒラタクワガタ
・オキナワヒラタクワガタ : 沖縄本島
・ヒラタクワガタ : 北海道以外の各地
そのほか(島々)のヒラタクワガタ
・スジブトヒラタクワガタ : 奄美大島、徳之島など
・チョウセンヒラタクワガタ : 対馬だけ
・サキシマヒラタクワガタ : 八重山諸島
・ツシマヒラタクワガタ : 対馬、中国、朝鮮半島など
・アマミヒラタクワガタ : 奄美大島
・タカラヒラタクワガタ :トカラ列島(宝島、小宝島)
・ダイトウヒラタクワガタ : 沖縄県の大東諸島
・トクノシマヒラタクワガタ : 徳之島、与路(ヨロ)島、請(ウケ)島
・オキノエラブヒラタクワガタ : 沖永良部島
・オキナワヒラタクワガタ : 沖縄の周りの島
・イキヒラタクワガタ : 壱岐
・ゴトウヒラタクワガタ : 五島列島
・ヒラタクワガタ : 淡路島など
・ヒラタクワガタ :種子島、屋久島、伊豆諸島など
・ハチジョウヒラタクワガタ : 八丈島
ヒラタクワガタの特徴
・最盛出現期 : 5月~9月頃
・餌 : クヌギやコナラの樹液やキノコの菌糸など
・生息 : 主にクヌギなどの木の隙間や空洞
・寿命 : 半年~2年(自然界)
・産卵 : 朽ちた木の隙間や朽ち果てて崩れた樹木など
・性格 : 最も荒い部類で、メスの命も奪ってしまうほど闘争心が強い、縄張り意識が強い
・サイズ : 島々に生息するヒラタクワガタの方が大型化しやすい
・飼育 : 初心者にも手軽に飼育できる
※ただし、ペアリングは失敗が多いらしい
まとめ
国産には、本土ヒラタクワガタと島々に生息するヒラタクワガタの2つのタイプがありました。
島々に生息するヒラタクワガタは、本土ヒラタクワガタよりも大型になる傾向があることが分かりました。
ヒラタクワガタの名前には生息地の名称が付くことが多いことも分かりました。
大きな形(カタ)のヒラタクワガタを追い求めるのであれば、島々まで出かける必要があることも分かりました。