ヒラタクワガタの卵の孵化する期間はどれくらいなのでしょうか。
そして孵化させるためには、どうしたらよいのでしょうか。
ヒラタクワガタの卵を無事に孵化させるために、知識を高めていきましょう。
孵化とは?
孵化とは卵が孵(かえ)ることを言います。
卵から幼虫が出てくることを言います。
卵の時には自力で栄養を摂取することは無いですが、孵化して幼虫になると自力で栄養を摂取しようと動き始めます。
ヒラタクワガタの卵の孵化が始まる期間は?
産みつけられたクワガタの卵は、およそ10日~20日前後で孵化が始まります。
気温が高いと孵化は早まり、気温が低いと遅くなります。
孵化が近づくと、少しずつ大きく丸くなります。
卵の大きさは種類によりさまざまですが、およそ2mm~3mm前後です。
色は乳白色か少し黄色っぽい色をしています。
卵は管理用カップなどに幼虫マットを入れて、1匹ずつ管理をして孵化を待ちましょう。
卵から孵化した直後は白っぽくて貧弱な姿をしていますが、餌の朽ち木やマットを食べながら少しずつ大きくなります。
菌糸ビンやマットボトルには入れないで、管理用カップに幼虫マットを入れて1匹ずつ管理をして成長を待ちましょう。
卵を孵化させるためには?
卵を孵化させるためには、卵の割り出し後は産卵に使用したものと同じ新しいマットで、個別管理を行うようにしましょう。
管理温度は成虫の種類にもよりますが、およそ20℃~24℃くらいで暗くて温度変化の少ない場所に置きましょう。
卵を孵化させる時には、幼虫や成虫の飼育と異なり温度を若干高めに設定しないと孵化しないので注意しましょう。
温度の違いで成長スピードや成虫個体の大きさに影響して、低温の方が大きくなる傾向があります。
孵化させる時に使うマットは乾燥させないで、ある程度の湿気が必要になり手で軽く握り、丸く固まるくらいの湿気があれば問題ありません。
孵化する卵としない卵は?
管理する温度にもよりますが、卵は産み落とされてからおおむねおよそ2か月以内で大体は孵化します。
それ以降も孵化しない場合は、駄目な卵の可能性が高いと思います。
正常な卵の有精卵の場合は、丸く白い卵で孵化する確率が高いと思われる卵です。
正常では無い卵の無精卵または孵化不全傾向の卵の場合は、形がまん丸ではなく少しいびつな形をしており、色もオレンジっぽくて有精卵とは異なります。
このような卵は孵化しない可能性が高いと思われます。
まとめ
せっかくヒラタクワガタが産卵しても、孵化しなかったら悲しくなってしまいますよね。
卵の孵化について知識を高めて、無事に孵化させられるようにしましょう。