ニジイロクワガタを飼育されている方で、産卵に成功している方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。

飼育も産卵も比較的簡単だという文献も多いニジイロクワガタですが、思いのほか難しい!と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

うまく産卵させることができない!という方のために、コツをお伝えします。

産卵の基本中の基本

ニジイロクワガタ 産卵 コツ

クワガタ全てに言えることですが、まずは成虫になって少し経過していることが条件となります。

ニジイロクワガタに関しては、成虫になって始めて餌を食べたときから3ヶ月後以降であれば、産卵できるようになります。

ただし、餌を食べたとしても食いつきが悪ければまだ産卵には向きませんので、しっかり餌を食べているかどうかを目安に考えて判断した方が良いでしょう。

しかし成熟しているメスでも、何度か産卵を経験している雌であれば、体力が低下して産卵できなくなっている可能性もありますので、産卵させたいのであれば注意が必要です。

産卵の環境は整っていますか?

一週間程オスと同居させたあと、産卵用のセットにメスを移動させます。

クワガタの種類によっては止まり木(産卵木)にのみ産むもの、発酵マットにしか産まないものがいますが、ニジイロクワガタはどちらでも産卵可能です。

基本的に温度は20度を少し超えるくらいを保ちます

23~25度を目安にしてください。

20度を下回ってしまうと活動も低下するので産卵しません。

逆に暖かすぎても産卵に不向きですので、30度を超えないように気を付けてください。

温度管理もしっかり行うことが大切です。

マットの湿度も高めにしておき、暗所にて管理します。

セットしてから1-2ヶ月経過して、発酵マットが泥状になっていまうと産卵しなくなる可能性もあるので、その際は交換するようにしましょう。

気になると思いますが、触り過ぎないように気を付けてください。

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餌にも気を使いましょう

昆虫だからといって、防腐剤や化合物が配合された安価な餌を与えていませんか?

人間の体に悪いとされるものは、同じ生き物であるニジイロクワガタにも言えることです。

質の悪い餌は、寿命を縮めたり産卵不良の原因になります。

中国産の安価な餌を与えているクワガタが産卵しない場合、餌を見直してみるのも解決策の一つです。

まとめ

種類だけではなく、個体によっても産卵できる確率も違います。

しかし基本的なことを見直すだけで産卵に成功する可能性も上がりますので、今一度見直してみてはいかがでしょうか。

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