キャンプ場や森林などで運よく幼虫を見つけると本当にうれしいですよね。幼虫から手に入れた昆虫は愛着もわいて大事に育てたいと思います。

でも、パッと見るとどの幼虫なのか区別がつかないところがあります。クワガタと間違えやすい幼虫はカブトムシとカナブンなどです。もし間違えていれば、幼虫が成虫に近づくにつれクワガタの体つきとはなんか違うかな?と気づくはずです。そんなクワガタの幼虫の見分け方について書きました。

クワガタ カブトムシ カナブン 幼虫 見分け方

クワガタ・カブトムシ・カナブンの幼虫の見分け方

クワガタの幼虫の見分けをするときには、まず頭部を見ましょう。クワガタは濃いオレンジ色、カブトムシは濃い茶褐色、カナブンは薄い茶色です。

次に幼虫の体を見ましょう。クワガタの体つきは種類によってそれぞれ違います。クワガタの幼虫の全体的な大きさから言うと、カブトムシよりも小さいです。カブトムシはクワガタの2倍強大きいです。カナブンはずんぐりむっくりとして全体的に丸いです。もっとわかりやすい特徴が気門ですね。

クワガタの幼虫の気門は少しぼやけて見えますが、カブトムシの幼虫のほうは点々の気門が整列していて色もはっきりわかります。カナブンの気門もはっきりしているものの色が少し薄いです。それぞれの体毛は、クワガタとカブトムシはそれほど体毛がないものの、カナブンの体毛は毛深くフサフサ生えていてとても長いです。

次に幼虫の肛門を見てみましょう。これで見分けがつくぐらいわかりやすいですよ。クワガタの肛門は縦に割れ目が入っています。カブトムシとカナブンは横に割れています。動き方はクワガタとカブトムシは足がないので引きずって動きます。カナブンの動きは背中で這って動きます。

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それぞれの幼虫を見つけた場所で見分ける

それぞれの幼虫は、栄養をとるため食べ物の側にいることがほとんどです。クワガタの幼虫は、腐って朽ちている木を食べて成長しているので、枯れた木や折れて落ちている枯れ木などの中で息づいています。カブトムシの幼虫は、腐った植物を含む土を食するので、腐葉土や草や藁などが積まれて放置されたまま堆肥となったような場所にいます。

家庭で栽培している農園の腐葉土でカブトムシの幼虫を見つけることもあるようです。カナブンはカブトムシと同じで腐葉土も食べるためカブトムシを探していたら同じ場所でカナブンが見つかることもあります。

まとめ

それぞれの昆虫には種類があります。それぞれ個体によって幼虫も多少の違いが出てきます。また、クワガタは他の昆虫と一緒に育てるのには向きません。単独で飼育するためにも育てる前からしっかり見分けていきたいですね。

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