クワガタは1匹だけじゃなくペアリングで飼育して交らさせたいと思っている人もいると思います。また、クワガタの大きさは親メスに影響されるので、もし野生のクワガタを捕まえるならオスなのかメスなのか違いを見極めて飼育していきたいですよね。そこで、クワガタのオスとメスの見分け方について調べました。
オスとメスのアゴ大きさの違い
一番の違いは、クワガタのアゴの長さです。アゴが長く曲がっているのがオスで短いのがメスになります。見た目は、大アゴを持っていて典型的なクワガタの形成を成しているのがオスです。
メスは、アゴ自体は小さく見た目はクワガタのような形をしていません。そんな姿をしたメスですが、この見た目のせいでどの種類のメスなのか見分けるのが難しくクワガタに詳しい人でも苦労するようですね。
オスとメスの体つきの違い
体つきなどで見分ける方法はクワガタの種類によって違いがあります。光沢があるものや逆に艶のない部分で見分けるクワガタもいます。日本国産の主なクワガタのメスの体つきの違いを書きました。
オオクワガタのメスは、体長=25~50mmで、少し太い体つきで体全体が黒で艶のある光沢と背中にスジがはいっています。
ミヤマクワガタのメスは、体長が25mm~40mmで、お腹には黄褐色の毛が生えていてわかりやすいです。体形はすっきりしていて背中には光沢もあります。
ノコギリクワガタのメスは、体長が25mm~35mmで赤い褐色で光沢が少しあるものの艶がありません。
コクワガタのメスは、体長が12mm~30mmで、何より体つきの小ささでわかります。光沢はほとんどありません。一番特徴的なのは胴体にクビレがくっきりあることです。
ヒラタクワガタのメスは、体長20mm~35mmで光沢があり体つきがやや平べったく横幅が広いです。前足が外に曲がっているのが特徴です。
幼虫時期のオスとメスの見分け方
幼虫の時期の見分け方はだいたい卵巣で見分けます。3令になると目で確認できるため成虫の時期よりも簡単に判別することができます。メスならお尻から背中に向けて見ていくと黄色い部分が見えます。これが卵巣です。オスにはこの黄色い部分がありません。
まとめ
クワガタの性格でオスはかなり気が荒く獰猛のクワガタが多くクワガタによっては、オスがメスをあやめてしまうこともあります。逆にメスは控えめで大人しい印象があるものの、臆病と言われているオオクワガタのメスは、オスよりも狂暴になるときもあります。クワガタを飼育しているとそんな性格が垣間見ることができてなかなか面白いですよね。