クワガタは世界から見ても種類がたくさんあり日本だけでもいろんなクワガタがいるので、似たような幼虫の姿から、それがクワガタなのか他の昆虫なのかを区別するのがむずかしい幼虫もいます。

クワガタの幼虫と似ていることから間違われてしまう幼虫の一つにコガネムシがいます。クワガタと思い込んで育てていたら、実はコガネムシだった!なんてがっくりするようなことがないように、コガネムシの幼虫とクワガタの幼虫の見分け方を中心に書きました。

クワガタ コガネムシ 幼虫 見分け方

クワガタと似ているコガネムシの特徴

コガネムシがクワガタと似ていると思われるのが頭の色です。クワガタの頭は濃いオレンジ色ですが、コガネムシの幼虫の頭も似たようなオレンジ色をしています。

また、体の色ですがクワガタの幼虫の体は透明に近いような薄い色をしています。コガネムシも透明に近く色で見分けるのは厳しいです。ここにも間違える要因がありますよね。

見分けがつきやすい特徴

クワガタとの見分けがつきやすい特徴がまず体の大きさです。コガネムシの幼虫は1cmから大きくても3cmほどで小柄です。クワガタは幼虫のうちでも頭だけで1cmになる幼虫もいます。

次に挙げる特徴が肛門です。クワガタの肛門は縦に割れ目が入っていますが、コガネムシの幼虫は横に割れています。

さらに、クワガタには毛が生えていませんが、コガネムシの幼虫には体毛があります。次に幼虫の動き方です。クワガタは、いつも体を丸くして伸ばすことはなく動きが鈍いです。

コガネムシは、体を伸ばしたり縮ませたりして動きます。

スポンサードリンク

コガネムシとクワガタの生息場所の違い

クワガタは朽ちた木々で生息しています。コガネムシは植物の根を食べるため、花や畑やプランターの中にも生息しています。この生息場所の違いだけで区別する要素にはなりますよね。

コガネムシの幼虫を見つけるとその周囲には10匹以上の幼虫がいると言われています。コガネムシが植えてある植物の根を食べてしまうことで植物を枯れさせてしまうため、園芸や農家をやっている人には害虫として捉えられています。

まとめ

菜園をやっている人には根っこを食べてしまうコガネムシは困りものです。コガネムシが孵化した土を再度使う時は、ふるいをかけたりきれいにゴミを取ってから再利用するようです。そんなコガネムシの幼虫ですが、クワガタのメスが成虫になったときにコガネムシの成虫を食べさせると大きく強い卵を産ませることも可能とか。コガネムシの幼虫の採集場所は知っておいて損はないかもしれませんね。

スポンサードリンク