スジクワガタの最適な採集の季節は場所によってある程度の違いはあるものの、幅が広く「4月下旬頃~10月下旬頃」までとされています。
これぐらいの時期であれば多くのクワガタやカブトムシの採集と同じく、樹液を食べている姿や木の枝にとまっているなど、外に出て活動しているところを捕まえることができるでしょう。
しかし採集の時期の温度によっては少々勝手が違うようで、真冬の時期であっても、運が良ければ越冬中のスジクワガタに出会うことができるかもしれません。
今回は、スジクワガタの採集温度についてご紹介します。
スジクワガタの採集温度について
スジクワガタは標高の高い山地などの場所に住んでいることが多いことから、温度は低いところを好むとされています。
ですので、基本的にはスジクワガタは暖かすぎる場所は苦手であるといえるでしょう。
しかし、30度程度の場所でも生きられることから、ある程度の許容範囲はあるのではないかとされているようです。
スジクワガタはオオクワガタやコクワガタと同じように成虫の状態でも越冬することができるとされており、15度以下になると越冬の準備をしはじめます。
ですので、冬の時期の採集でしたら小さめの木のウロや樹皮の間など、少しでも暖かい場所に隠れていることが多いですよ。
真冬に採集に行った場合はこのような場所を狙ってみましょう。
しかし、越冬中に連れ帰った個体は急激な温度変化を起こさせることにより、途中で冬眠から目覚めてしまうこともありますが、その場合はスジクワガタ自身にものすごく負担がかかってしまうそうです・・。
越冬をきっちりとさせてあげたスジクワガタは、越冬させていない個体よりも長生きしてくれると一般的に言われていますので、できるだけ温度変化を起こさせず冬眠状態を維持してあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はスジクワガタの採集温度についてまとめてみました。
スジクワガタは基本的に標高の高い山地など低温の場所を好み生活している傾向にあり、成虫状態のまま越冬することができるため、冬は小さめの木のウロや樹皮の間などにいることがあるということがわかりました。
採集と温度の関係性は面白いですね。