生きているオオクワガタを飼育するのもとても人気がありますが、標本もまた、存在感があり、オオクワガタ好きは魅力を感じるのではないでしょうか。
オオクワガタの標本は乾燥させてつくられますが、価格はどれくらいするのでしょうか。
標本の価格
オオクワガタの標本の価格は、保存状態などにより価格に開きがあります。
1000円程度から、万単位になるものもあるそうです。
たとえば足が欠けていたり、羽が変形していたりなど、何かしらの難がある場合にはB級品として扱われ、価格が下がる傾向にあります。
有名なオークションサイトなどでは、クワガタの標本の平均価格が8000円程度だとのことです。
ただこれは「クワガタ」というくくりなので、「オオクワガタ」に限ると多少の価格の違いはあるかと思います。
標本を作ってみることもできる
オオクワガタの標本の価格はさまざまですが、自分で標本を作ることもできるのだそうです。
オオクワガタに万が一のことがあったときには、標本として近くにいてもらうのも良いかもしれませんね。
エタノールなどの薬品を使う方法もあるそうですが、基本的には乾燥だけでもできるそうです。
まず、オオクワガタの体についた汚れを、歯ブラシなどを使ってていねいに水で洗い流していきます。
汚れが落ちたら、50℃~60℃程度のお湯につけて柔らかくします。
このときお湯の温度が高いと変色してしまうことがあるので、注意が必要なのだそうです。
1時間くらいしたら、柔らかくなっているか確認をします。
ゆっくり足を動かしてみます。
柔らかくなったら水気をきり、発砲スチロールの上に手足を広げて置きます。
できるだけ左右対称にして、まち針などで動かないように固定し、風通しのよいところで乾燥させます。
大きさにもよりますが、およそ乾燥に1ヶ月程度かかるようです。
まとめ
オオクワガタの標本は幅広い価格で販売されていますが、大きさや保存状態により、価格に大きな差があるということが分かりました。
コレクションや研究素材としても、オオクワガタが好きな人にとっては興味のあるものでしょうね。
また、自分で作ることもできるそうですから、そんな機会があったときには試してみてください。