オオクワガタを育てていると、その成長の過程を見るのは大きな楽しみのひとつですよね!
暖かくなってきたころ、春先が多いようですが、どれくらいの時期に蛹化するのでしょうか。
蛹化とは
蛹化(ようか)とは、一言で言えば「さなぎになること」です。
昆虫の幼虫が脱皮して、完全変態をおこなう種類に、この蛹化はみられます。
そのさなぎの間は、エサも摂らなければフンなどの排出もしません。
基本的に動かずじっとしていますが、外から刺激が加わると、嫌がっているように動くこともあるそうです。
無駄に刺激を与えないように、そっとしておきましょう。
蛹化の時期は
寒い冬を越え、暖かくなってきたころに蛹になるものが多いといわれています。
蛹化する前には、前兆があります。
幼虫の体がクリーム色になってきて、容器の中をぐるぐると移動する様子が見られます。
この行動は蛹化するための部屋、「蛹室」をどこに作ろうかと探している状態だといえるのだそうです。
空洞のようなものを作って一週間以上とどまっているような場合には、蛹室を作っていると考えられます。
おしりがシワシワになり、排出したフンと水分などによりまわりのマットの色も変わってきます。
このような状態になったら、エサなどの交換もせず、触ったり動かしたりしないようにしましょう。
オオクワガタにも個体差や、オスかメスかによって差がありますが、蛹室を作り始めてからおよそ3週間で、蛹化となります。
蛹化の期間も4週間程度になるようです。
注意点
蛹の時期の蛹の中では、オオクワガタの成虫としての体の器官を形成しています。
もしもこの時期に、刺激や振動が伝わったりすると、うまく羽化できない可能性があり、成長に問題が起こってしまうかもしれません。
細心の注意が必要です。
まとめ
個体差はありますが、およそ1年程度の時間をかけて成長してきたオオクワガタ。
とても愛着深いですよね。
蛹化の時期はとてもデリケートで問題も起こりやすい時期なので、気をつかいますが、健康にその時期を乗り越えれば、きっと立派な成虫となることでしょう。
その姿を楽しみにしたいですね!