オオクワガタは飛行するはずです。
飛行できるだけの立派な羽を持って生まれています。
オオクワガタが飛ぶのか飛ばないのかといった話題がつきませんが、ここではっきり明かすなら、オオクワガタは飛行します。
ではなぜ、飛行するのか、しないのかといった疑問が尽きないのでしょうか。
オオクワガタが飛行するときと、飛行距離
オオクワガタは生涯飛行せずに終わる個体もいるようです。
実際に飛行距離を計測した数値として、ネット上に上げられているのは約400mです。
オオクワガタは飛ぶことはできますが、ほとんど飛ばないが答えです。
ですから飛行距離のデータは極めて少ないのです。
また飛行する理由は、灯火目がけて飛ぶ場合と、住処を変えざるを得ない場合の移動が確認されています。
ただ、体を支えるだけの羽が備わっているのに、なぜ飛ばないのでしょうか。
体が小さいと、多少は飛びます。
羽化したばかりでも飛びます。
好みの木を決めて住処にすると、そこから動きません。
無駄に体力を消費しないためだとも言われています。
あるいは、種によって、極めて狭い範囲が生息域になっているのかも知れません。
雄同士の縄張り争いは、会った瞬間にツノを突き合わせて戦いますから、他人の縄張りに踏みこまないために、移動しないとも、考えられています。
まとめ
オオクワガタの飛行する姿を見たいのなら、ある条件でかなり低い確率で見られます。
街灯もない山中の、森ではなく、風通しの良い林の中です。
標高は240mから500mくらいの、ブナやシイの林です。
日中は日が差す南斜面が好ましいです。
足元には朽ちたウロがある木が転がっていて、ジメジメしていない場所です。
近くに沢があれば、好条件です。
白いシーツを、木と木の間に広げて、後ろから固定したスポットライトを当てると、森じゅうの昆虫が集まります。
コクワはかなりの数やって来ます。
オオクワガタは、運が良ければ出会えます。
夜の山中は大変危険です。
慣れていても、必ず明るいうちの下見をします。
野生動物のフンがある場合は危険です。
クマやイノシシなどの情報を調べておきます。
長時間は止まりません。
小さなライトで、動き回らない。
できれば、ネットやペットショップで購入すること、野生種は諦めます。