ニジイロクワガタはオーストラリア原産のクワガタで、卵をたくさん産むことが知られています。
卵を産んだ場合はどうしたらいいのでしょうか?
ほったらかしで大丈夫なのか、それとも何かお世話が必要なのでしょうか。
ニジイロクワガタの卵はどんな卵?
ニジイロクワガタの卵の大きさは約1.5-3mm程度で、色は乳白色をしています。
ラグビーボールのような楕円形です。
1ヶ月程かけてたくさん卵を産みます。
多いものでは1ヶ月で80個以上も産むこともあるそうです。
産卵から少し時間が経つと、マットの水分も吸収して卵の大きさが産卵直後から2倍程の大きさになります。
色も少し茶色くなってきます。
割り出しの方法
割り出しとは、マットや産卵木を確認して卵や幼虫の数を調べて取り出すことです。
卵を確認できた時点で行う方法と幼虫になってから行う方法がありますが、卵の状態で行う場合は潰してしまったり傷つけてしまったりする恐れもあるので、幼虫になったことを確認してから行う方がリスクは少ないです。
1.新聞紙等の大きな紙、もしくはたらい等に産卵セットの中身を出す。
中身を出すときはそっと行いましょう!
マットをそっと手で崩していきます。
2.幼虫や卵を取り出す。
卵を分ける場合は、潰したり傷つけたりしないよう小さなスプーン等で行いましょう。
幼虫の場合も、生まれたては柔らかくとてもデリケートですので、卵と同じくスプーン等そっと救えるもので行うことをおススメします。
孵化した直後の幼虫は非常にデリケートです。
少し傷ついただけでも成長できなかったり、動かし過ぎると体力を消耗し過ぎて成虫になれない場合もあります。
割り出しは優しく行いましょう。
割り出しは必要?しないとどうなる?
割り出しは必ず行うことが必要です。
産卵セットに放置したままですと、マットからダニやコバエが発生し、マットが劣化していきます。
25度を上回る温度で放置すると、劣化する速度も早まりますし、衛星的にも大問題です。
劣化したマットは幼虫の餌としても向かないため、せっかく孵化した幼虫の成長を妨げることになります。
栄養不足で衰弱し、最悪の場合は亡くなってしまうこともあるでしょう。
少し手間はかかりますが、しっかり育ててあげるためにも割り出しは必ず行ってください。
まとめ
卵や幼虫を確認する割り出しは、ニジイロクワガタを育てている人にとってすごくワクワクする作業ではないでしょうか?
少し大変な作業ではありますが、成虫になった時の喜びは大きいと思います。
その喜びを味わうためにも、日ごろからしっかり飼育しましょう。