ネブトクワガタの寿命については、インターネットで検索したところでは、ネブトクワガタの調査者によって、色々な結果により正直言って混乱しています。
1カ月~3カ月の寿命と報告されている方や成虫で越冬が可能であるとの報告されている方は、1年~3年の寿命とのことでした。
ネブトクワガタ寿命を伸ばす人工管理方法
またある報告には、「越冬する個体は、いるそうです。特に何かする訳ではなく、産卵セットを放置していたら次の年まで生きていた」そうです。
そして大変興味深い報告には、人工的に越冬装置内でネブトクワガタの越冬を管理した報告です。
飼育ケースにマットを敷いて完全発酵で、飼育ケース内の温度は、23℃~30℃で越冬をさせた冬場管理方法です。
実際に成熟までの期間を含めると約1年4カ月の寿命との報告です。
ネブトクワガタの管理方法は色々あるようですが、春~秋(4月~10月)は野外で活動し、冬(11月~3月)には、人工管理方法による越冬時期で、段々と肌寒くなると冬場の生体管理が必要になるそうです。
この越冬のさせ方により、ネブトクワガタの寿命が伸びるか否かが決まるようです。
越冬させるマットは、「ぼたマット」と言って販売されているそうです。
マット自体は、可能であれば粒子が粗い方が良い結果になるようで、しかも空気が含みやすいものが良く、時々は加水して調整が必要であるとのことです。
- ネブトクワガタに良いマット
キノコマット,くわマット,完熟マット
- ダニ等の発生を防ぐには
ヒノキマット
そして新聞紙は、ケース内の水分をマットから蒸発した過剰な水分を蒸れさせずに吸収させるため必要であるとのです。
ケース内の温度は、常温飼育が最も良いそうです。
温度をかけないやり方の場合は、常温飼育で越冬させてやることで、翌年春より活動を再開します。
越冬後も元気な姿を見るためにも適切な越冬体勢を整えてあげる必要があるそうです。
ネブトクワガタの寿命報告
ある報告では、ネブトクワガタの寿命は、自然の状態では、成虫の寿命を調べた結果を3カ月~5カ月が一般的であるとか。
95パーセントは、羽化した年に産卵してその年に成虫になるようです。
羽化時期のタイミングなどで、ごくわずかに越冬個体がいる報告があります。
まとめ
ネブトクワガタも含めて昆虫の世界の生存競争の厳しさが良く理解されたと思います。
ネブトクワガタは、25℃以上の外気温の中と高温多湿及び乾燥に弱く、この両者のコントロールが寿命を大きく左右するようです。