クワガタを飼育していると、産卵させる機会も出てくると思います。
スムーズに産卵してもらうためには、どんな点を押さえておくと良いのでしょうか。
クワガタの産卵について調べてみました。
まずはオスと共寝をさせる
飼育ケースにオスとメスを1匹ずつ入れて、共寝をさせます。
しかし、2匹の相性が良くなければいつまでも成功しない可能性があります。
ケンカするようであれば、別のカップリングを試してみましょう。
仲よく一緒に餌を食べていれば、成功した可能性が高いです。
また、オスがメスに覆いかぶさって守るような体勢をしていれば、ほぼ成功しているとみて良いようです。
ただし、いつまでも2匹を一緒にしておくと、まれにどちらかがどちらかをあやめてしまうこともありますので、1~3週間で引き離すのが良いでしょう。
それでなくとも、メスはオスと同じ環境にいるより1匹でいる方が産卵に集中できるため、たくさんの卵を産むことができるようです。
種に合わせてふさわしい産卵場所を用意する
卵をマットにしか産まないもの、産卵木とマットに産むもの、産卵木に産むものなど、種類によって産卵方法が異なりますので、その個体に合わせた環境を整えてあげると産卵しやすくなります。
たとえばオオクワガタには針葉樹の発酵マットとやや固いしっかりした産卵木が適しています。
また、ノコギリクワガタには広葉樹の発酵マットを固く敷き詰めてやると良いでしょう。
湿気を好むので、湿らせてやることも大切です。
ヒラタクワガタは木だけではなく、マットの上にも産卵するので、安価なマットは使わないようにすると良いでしょう。
ミヤマクワガタは高温に弱いので、温度管理に注意を払ってあげる必要があります。
寿命も短いので、ミヤマクワガタは上級者向けといえるでしょう。
メスにストレスを与えない
落ちついて産卵できるように、なるべくストレスの少ない静かな環境を用意してあげましょう。
通常より栄養を必要としているので、栄養価の高い餌をあげると産卵してくれる確率が高くなります。
高タンパクの昆虫ゼリーなどが良いでしょう。
オスと一緒にしていると、オスを食べて栄養をとろうとすることもあるので、産卵するときはメスだけにした方が良いようです。
まとめ
相性の良いオスと引き合わせてあげること、種類に合った産卵場所を提供することが産卵の成功につながるようです。
産卵場所については、初心者の方はとりあえず一通り揃えてやるのが無難でしょう。
卵から育てるとやりがいもさらに湧いてきます。
ぜひチャレンジしてみてください。