オオクワガタの日本分布は北は北海道(西南部)から本州、四国、九州の日本全土で離島では対馬のみ生息が確認されています。
これは日本列島が朝鮮半島と陸続きであった2万年前に経路上この分布に至ったのではないかと言われています(諸説あります)。
国内で有名なオオクワガタの多産地として有名なのが、福島県南会津郡檜枝岐村周辺・山梨県韮崎市、北杜市周辺・愛知県稲沢市祖父江町等木曽川流域・京都府亀岡市周辺、大阪府北部一帯、兵庫県川西市周辺・福岡県久留米市、佐賀県神崎郡等の筑後川流域でその他に青森県・十和田湖周辺や田沢湖周辺、岡山県吉井川流域が有名です。
とにかく天然物のオオクワガタは現在では発見例がなく、生息域は明らかに減っていることも事実です。
また近年ショップなどで買った繁殖種を飼えなくなった理由で無責任に野外に放虫してしまう飼育者が現れています。
それらが野生化してしまい天然物と交雑することによって純血種が激減してしまうと危惧する専門家もいます。
オオクワガタのゼリーはどれがよい?
オオクワガタに限らずペットショップで売られている『昆虫ゼリー』には多く分けて2種類のタイプがあります。
1つ目は黒糖ゼリーと呼ばれるもので基本的にブドウ糖(グルコース)が主成分のものと、2つ目のゼリーは1つ目の黒糖ゼリーにタンパク質が配合されたものに分別されます。
どちらもオオクワガタの主食に出来ますが、後者の方は産卵を控えたメスの栄養補給などに使用されます。
おすすめゼリーのブランドは?
国内で流通しているオオクワガタのゼリー(オオクワガタ専用ではなく総称として『昆虫ゼリー』と表記されているものが多い)は多種にわたり、ホームセンターや100円ショップでも安価なものが売られています。
中には添加物の表記や原産国の表示がなく怪しげな商品もありますが、安心を求めるなら国産のブランドをお勧めします。
店頭販売、ネット通販でも上位で取り扱いも多いブランドは『フジコン』『マルカン』『ミタニ』『ブリード』あたりが業界ではメジャーで安心感もあります。
販売単位も16gカップ500個などの業務用単位も対応してくれるので、本格的に繁殖したい方のニーズにも応えてくれます。
ゼリーの交換時期は?
飼育していくと当然ゼリーは少しづつ減っていきます。
それに従いオオクワガタにとって容器の底に残ったゼリーは食べ難くなってきます。
多少ゼリーが残っていても交換基準は『オオクワガタが食べずらくなった』が交換時期と考えた方が良いです。
交換頻度は個体の食いつきや体調よって変化しますので、普段から注意深く観察することが必要になってきます。
まとめ
オオクワガタのゼリーは大きく分けて2種類あり、通常タイプの黒糖ゼリーと、ここぞという時の高たんぱくゼリーの使い分けになることが分かりました(飼育者によっては高たんぱくオンリーの方もいる)。
また国産メーカーのゼリーの方が安心感もあり、幅広いニーズに応えてくれることからお勧めできます。
ゼリーの交換はきっちり容器の中のゼリーがなくなるのを待たずに、早めに交換しオオクワガタが食べやすい環境を常に整えておくことが理想的ですね。