ニジイロクワガタは、七色に輝くとても美しいクワガタです。

このワガタは、外国種のクワガタの中でも最も人気の高い個体ですが、今後、輸入が困難になることが予想されます。

そこで、国内のブリーディングによって個体数を増やすしかなく、飼育方法が益々重要になってきます。

成虫の飼育方法

ニジイロクワガタ 成虫 取り出し 飼育

飼育は、幼虫・産卵共に容易な種であるといわれています。

成虫の飼育は、クワガタの飼育方法と同じです。

寿命は一年から一年半です。

冬眠はしません。

クワガタの飼育方法

通常、ふた付きの飼育用プラスチック容器(クリーンケース:幅約40cm×奥行き約30cm×高さ約20cm)を使用します。

ふた付きを使用するのは、「はえ」の侵入を防ぐためです。

直射日光を避けて、湿度・温度の管理をします。

適温は、18~28℃です。

湿度を保つため、適切に湿らせた「おがくず」や「ほだマット・市販」を敷き詰めます。

「おがくず」や「ほだマット」が乾燥したら霧吹きで湿らせてください。

クワガタ種の個体はひっくり返ると、つかまるものがないと起き上がれないので、樹皮や木片を入れます。

えさは、市販の昆虫用ゼリー、または、バナナやりんごなどの果物を与えてください。

減り具合をみて、えさ切れしないようにします。

一つのケースに2頭以上入れて飼育するとケンカするので、交配させる時以外、できるだけ一頭で飼うようにします。

スポンサードリンク

ニジイロクワガタの持ち方・取り出し方

ニジイロクワガタの成虫を飼育容器から取り出す場合は、正しい持ち方で個体に負担をかけず、また、飼育者も安全に取り扱いたいものです。

正しく安全な持ち方を知っておくことは、昆虫を飼育する上で大切なことです。

正しい持ち方を知っておくと、緊急の場合でも、虫に負担をかけずに移動させることができます。

ニジイロクワガタの正しい持ち方は、クワガタやカブトムシの持ち方と同じです。

正しい持ち方(クワガタの場合)

基本的な持ち方は、側面の固く安定している部分を支えるように持ってください

この持ち方は、木についているクワガタやカブトムシを引き離す場合などに使います。

この持ち方で持ち上げたクワガタは、負担がかからないようただちに地面に置くか飼育容器に入れてください。

基本的な持ち方は短時間持ち上げる場合に使用しますが、比較的長く持ち上げる場合は、クワガタの側面を持って持ち上げ手のひらに乗せて移動させましょう。

ニジイロクワガタ。 #ニジイロクワガタ #昆虫 #Phalacrognathus muelleri

t.mさん(@t.m3838)がシェアした投稿 –

その場合、手のひらをクワガタの足のトゲで傷つけることがあります。

皮膚の弱い人は、注意してください。

軍手やタオルで手を保護するとよいでしょう。

クワガタのアゴの構造は、挟むようになっています。

もし挟まれたら、冷静に対応し、クワガタを放り投げたり、落下させたりしないようにしてください。

しばらくすると自然にクワガタが解放してくれます。

それまで待ちましょう。

それでも力を加え続けるようであれば、霧吹きで少し水をかけるか、浅い水に漬けると挟む力は弱まります

まとめ

ニジイロクワガタは、とてもきれいな七色に輝くクワガタです。

こんなに美しいクワガタは、一体どんな自然環境のもとに暮らしていたのだろうと興味がわきます。

昆虫愛好家にとって、ニジイロクワガタが産出された原産地のオーストラリア北東部・ニューギニアの南部は、あこがれの場所でしょうね。

ニジイロクワガタは、飼育しやすいことも魅力の一つです。

ただ、今後、野生種は輸入が困難になることが予想され、ブリーディングによって国内の個体数を増やすしかないそうです。

益々人気が上がりそうですね。

 

スポンサードリンク