ミヤマクワガタは平地ではなかなか見かけない、珍しいクワガタです。
一体どこに生息しているんでしょうか。
ミヤマクワガタが活動する時期は、いつ頃なのでしょうか。
生息地
ミヤマクワガタを漢字で書くと、深山と書きます。
その名の通りミヤマクワガタは標高300~500mの雑木林に生息している珍しい種類のクワガタです。
ミヤマクワガタは暑さに弱く、南西諸島や一部の離島を除く、ほぼ日本全土に生息しています。
クヌギの木やヤナギの木、ニレの木が多い所を好みます。
特徴
ミヤマクワガタの大きな特徴は、頭部の冠状です。
体に細かい毛が生えていて金色や褐色に見えますが、霧などに濡れると木の色と同じ色になり保護色になり、身を守ります。
メスは腹部にオスと同じように微毛があり、大顎は他のクワガタのメスに比べると太くすぐに見分けができます。
飛翔性は高い方で、オスもメスも小型の方が飛翔します。
活動時期
川が流れている標高が高い山岳部や雑木林に、5月下旬から10月上旬まで野外で活動しています。
特に6月~7月に活発に動き回ります。
時間帯は早朝から夕方まで、夕方から夜間は外灯など、明かりのある所に集まります。
成長
ミヤマクワガタは幼虫期間腐葉土、土の中で過ごします。
1年から2年で幼虫から羽化します。
基本一年虫ですが、稀に冬を超えるものもいます。
ヒラタクワガタやコクワガタは朽木の中で産卵します。
まとめ
ミヤマクワガタは暑さに比較的弱く、街中であまり見かけることはなく標高の高い所に生育しています。
クヌギの木やヤナギ、ニレなどの木の多い所に見かけます。
時期は5月下旬から10月上旬に活動し、早朝から夕方、夜間は外灯などの光のある所に集まってきます。
ミヤマクワガタを見つけに行くときは、この条件に合ったところに行くと良いでしょう。