ミヤマクワガタだけでなく、クワガタ全般に言えることですがクワガタはひっくり返ることがあります。
ひっくり返る理由は多々あり、今回解説していくのは防衛反応でのひっくり返りと、寿命が近づいていることで起こるひっくり返りです。
その2つを解説していこうと思います。
防衛反応でのひっくり返り
まず、防衛反応でのひっくり返りについて解説していきます。
クワガタは、ひっくり返り動かなくなることがあります。
一見、「寿命が来た??」と思いがちですが、防衛反応でひっくり返っていることがあるのです。
ひっくり返り手足をしっかりと折りたたんでいる時は、防衛反応としても考えて良さそうです。
野外でのクワガタには、鳥などの様々な天敵がいます。
鳥は枝に止まりクワガタを捕食します。
この時、クワガタは鳥が止まった枝の振動を感知して手足を引っ込めて丸まり、地面にわざと落下します。
そうして落下した後は、丸まった状態でしばらく動かず、敵からの発見を避けます。
それゆえ、飼育下で人間がクワガタに触ろうとすると、人間を天敵だと思いこみ手足をひっこめひっくり返るようです。
しかし、本当にふりなのか、中には本当に亡くなっていることもあります。
その判断をする3つの方法を解説していきます。
- アゴの間に楊枝か何かを挟ませることです。生きていれば瞬間的にアゴの間に挟んだもの挟みます。
- 触覚を触ってみることです。元気なら、すぐに触覚をひっこめます。
- 手足が伸びきっているかチェックします。亡くなってしまったクワガタは、手足が伸びきっていることが多いです。触ったり、引っ張ったりしても元に戻ろうとしない場合は、亡くなっている可能性が高いです。
寿命が近づいている場合のひっくり返り
クワガタの多くは寿命が近づいているとひっくり返ることがあります。
理由は脚力の低下があります。
寿命で亡くなるクワガタは、ちょっとしたことで直ぐにひっくり返ることが多いです。
さらに、脚力が低下しているためなかなか起き上がることができず、そのまま亡くなってしまうことが多いです。
まとめ
今回はミヤマクワガタのひっくり返る理由について書きました。
寿命と防衛反応がありますが、ひっくり返って動かないと飼い主としては焦りますよね。
寿命が近づいているんだと焦らずに、[防衛反応でのひっくり返り]に書いた対処法を参考に防衛反応か寿命か確認してみてください。
最近、ミヤマクワガタが弱ってきているのなら、寿命も考えられますね。
普段からの観察が鍵となると思います。
ありがとうございました。