昆虫採集と聞くと夏にするイメージがしますが、冬でもヒラタクワガタは幼虫や成虫を採集することが出来ます。
では、冬のヒラタクワガタの採集方法と狙うポイントなどお話ししますので、ヒラタクワガタ採集に興味がある方はチャレンジしてみて下さいね。
冬のヒラタクワガタの採集方法は?
冬場のヒラタクワガタの採集は、朽ち木割り採集になります。
朽ち木などを割ったり、削ったりしながらヒラタクワガタの幼虫や成虫を探します。
狙うポイントは?
ヒラタクワガタなどクワガタは、朽ち果てた木をとても好みます。
メスのヒラタクワガタは朽ち木の中に産卵して、その中で孵化した幼虫は朽ち木を食べて成長します。
成虫になっても冬眠は朽ち木の中でするので、朽ち木は幼虫や成虫が採集出来る宝庫と言えます。
でも、朽ち木なら何でも良いのではなく、ヒラタクワガタなどクワガタはクヌギの木やコナラなどの広葉樹の朽ち木をを好みます。
そして、ヒラタクワガタなどクワガタはキノコが大好きなので、キノコ菌により分解されて朽ち果てた木が最も狙い目のポイントになります。
キノコが生え始めた木ではなく、キノコが生えてかなり時間が経過した木を狙いましょう。
クワガタの種類別の狙うポイントは?
オオクワガタは比較的乾燥している場所を好むので、地面近くに潜んでいる場合があり水分が少なく硬めの朽ち木で多く見ることができます。
ヒラタクワガタやノコギリクワガタは湿気のある場所を好むので、木の根元部分に潜んでいることが多いです。
ミヤマクワガタも湿気が多い場所を好んで木の根に生息しますが、ヒラタクワガタよりも深い部分に生息しています。
コクワガタやスジクワガタは朽ち木内部のどこにでも生息しているので、とても採集しやすくてビギナーが採集するのに向いています。
このようにどのクワガタを狙うかによって探すポイントが違ってきます。
朽ち木割り採集に使う道具は?
- 庭仕事用のハンディサイズのピッケルとクワのついたもの (土を掘ったり埋まっている石を掘り起こしたり、朽ち木を割ったり削ったりするのに便利です)
- シャベル (土を掘るのに使います)
- 蟹スプーン (幼虫を手で触らずに取り出すのに使います)
- 鎌 (朽ち木を割ったり削ったりも出来るし、藪などを刈ったりも出来ます)
- ルアーケース (採集した幼虫や成虫を入れるのに使います)
- ライト (暗い場所や奥を見る時に使います)
- 軍手 (手の汚れや怪我を防ぎます)
まとめ
クワガタと言っても種類により狙うポイントが違うので、欲しいクワガタのポイントを把握して採集してみましょう。