クワガタやカブトムシを愛してやまない人ならクワガタとカブトムシと見間違えることもないと思いますが、長いアゴがないクワガタのメスのテカテカとした光沢のある背中を見て、ゴキブリとを間違える人がいます。似ているのは黒と背中の光沢だけのように思いますがわからないでもないですよね。
体の大きさでわかりそうなものと思うかもしれませんが、南の島に行けばゴキブリもメスのクワガタぐらいの大きさに近いものが、お店の窓に張り付いているとか聞きます。クワガタやカブトムシがゴキブリとどう違うのかその辺を調べてみました。
クワガタ・カブトムシとゴキブリは違う種類の昆虫
そもそも、クワガタとカブトムシは甲虫目という種類の中に属している昆虫です。クワガタは、朽ちた木の中で育ちながら基本的に果物や樹液を食べる草食系です。
ゴキブリはゴキブリ目でバッタやカマキリなどのグループに入ります。コオロギなどに近い生き物になりますね。ゴキブリは雑食のためなんでも食べる生き物です。
幼虫から成虫になる過程も違い、クワガタとカブトムシは、幼虫から蛹、そして成虫という流れで成長する完全変態です。ゴキブリは幼虫から脱皮などを繰り返しながら成虫の過程をたどる不完全変態になります。
背中の光沢感が似ていても人には有害なゴキブリ
クワガタやカブトムシの背中の艶や光沢感は、人によっては森の王者の威厳を表すと言われるほど評価の高いものです。
ところが、ゴキブリの背中も光沢があるのでそれがクワガタやカブトムシにつながるのかもしれません。あのテカテカした背中は、ゴキブリがドブの近くを徘徊したり腐敗したものを好むために油っぽいイメージがわくようですね。ゴキブリは病原菌を持っていると言われています。ゴキブリは完全に害虫になります。
一方、クワガタやカブトムシは人の生活を脅かすような有害な菌は持っていないと思われます。そもそもクワガタやカブトムシは、飼育ケースの中で生活するのでそれほど人の生活に影響はありません。
まとめ
クワガタやカブトムシがゴキブリに似ているという感覚を持っている人からすると、クワガタやカブトムシも大嫌いということになるようですね。クワガタやカブトムシの凛とした立ち姿、鋭く力強いアゴ。その姿に魅了されて汗だくになって山や森を探し回っている子供たちや大人もいます。
人の見る目と感じ方、受け取る印象は人と人だけじゃなく、人間と生き物にもあるかもしれませんね。