黒くてかっこいいフォルムのクワガタムシ。
寿命はどれくらいあるのでしょうか。
また、外国のクワガタムシは日本のものとどう違うのでしょうか。
調べてみました。
クワガタの寿命
クワガタムシは、朽ち木や土のなかで卵から孵り、蛹化を経て成虫になります。
大人の体が完成してから、外に出てきます。
幼虫でいる期間は種類によって異なり、1年のものもいれば、2~3年のものもいます。
また、成虫になってすぐに外に出るものとそのまま越冬するものとがいます。
そして、成虫になってから生きられる期間も異なります。
オオクワガタなどは比較的長く、平均3~4年の寿命です。
なかには5年以上生きるものもいます。
寿命の短い種だと、3~6ヵ月ほどで亡くなります。
ノコギリクワガタやミヤマクワガタは比較的寿命が短いです。
外国産のクワガタ
最も人気が高いオオクワガタを例にみてみましょう。
オオクワガタは日本を代表するクワガタムシですが、中国や東南アジア産のものも人気を誇っています。
特に中国産のホペイオオクワガタは人気が高く、大アゴが太く、内歯が主歯と重なっているという特徴があります。
東南アジアに広くみられるパリーオオクワガタは、やや華奢な体型をしているため、迫力に欠けますが、低価格なために国内にも広く出回っている種です。
いずれも長寿命で丈夫なため、飼育にも適しています。
外国の珍しいクワガタ
外国産の風変わりなクワガタを調べてみました。
まずはオーストラリアに分布するニジイロクワガタ。
名前の通りニジイロクワガタは全身が虹色に輝くとても美しいクワガタです。
特に赤みが強い個体は非常に美しく、希少価値があります。
ほかにも、キンイロクワガタというこれもまた色が美しいクワガタがいます。
これはニューギニア、オーストラリア、タスマニアなどに分布しています。
ニジイロクワガタと形は似ていますが、少し小型で、グリーンタイプ、ブルータイプ、キンイロタイプ、レッドタイプと色がさまざまで目を楽しませてくれます。
特にパプアキンイロクワガタは個体によって色彩が豊富で、赤褐色、金色、緑色、青色などと分かれます。
青色のものは少なく、特にコバルトブルーのものには希少価値があります。
このほか、南アフリカ共和国のテーブルマウンテンという山に棲息するコロフォンというクワガタは、通常のクワガタより丸っこく愛嬌のある体型をした非常にユニークなクワガタです。
特にプリモスとイザルドという種が独特な形態を獲得しており、注目を集めています。
まとめ
日本のなかだけでもさまざまなクワガタがいますが、世界にはさらに変わったクワガタがいるようです。
種類によっては、日本でも簡単に入手できるようですので、飼育してみても面白いかもしれません。
金色や虹色に輝くクワガタなんて、ちょっと見惚れてしまいそうですね。