昆虫は飼育をするのがとても楽しいですよね。
昆虫ゼリーを食べているところを見たり、対戦しているところを見たり、成長していくのを見届けたり….。
ミヤマクワガタは高山に住んでいるため、捕りに行くのとブリードをするのが難しいと言われています。
クワガタがマットの中に入ったきりになっていたら心配するもの。
それが貴重なミヤマなどだったら尚更です。
なぜマットから出てこないのか、ご紹介したいと思います。
メスは産卵しているから?
1週間〜10日間ほどマットから出てこず、ミヤマクワガタがメスの場合は、中で産卵している可能性があります。
メスはオスとは違い警戒心が強いため、隠れて姿を見せない傾向があります。
特に産卵の時は、産むために中でジッとしていることが多いのです。
無理に掘り出すと産卵を止めてしまう可能性があるので、ソッとしておきましょう。
また、交配させていなかったとしても自然下でしていた可能性もあります。
しかし、1ヶ月経っても出てこなかった場合は、割り出し(産卵しているかどうかの確認作業)をする際に見てみましょう。
休眠期間をとっている?
もしブリードをしていて、蛹になって羽化したミヤマが出てこなかったら、休眠期間に入っているのかもしれません。
ミヤマは成虫となった後、体や羽が固まるまでの間、基本的にあまり動きません。
出てくるまで6~8ヶ月かかるみたいですが、クワガタによって時期は違います。
特に温度管理で、低温で育つと成熟するまでの期間をより要します。
無理に掘り起こさないようにし、動きが活発になるまで待ちましょう。
冬眠している?
もし産卵をしている気がしない、またはオスが中から出てこない場合は、冬眠をしている可能性があります。
ミヤマ自体は冬眠をしない種類で、通常は秋でシーズンが終わります。
しかし、クワガタは体力を消耗したぶん、亡くなるのが早いのです。
そのため交配・産卵をしなかった、または羽化時期が遅かったミヤマクワガタは高山に住んでいたこともあり、寒さに強く、冬を越すこともあります。
まとめ
亡くなる時は表面に出てくる、というので中からずっと出てこないと何をしているのか気になってしまいます。
しかし、しっかりとした理由があると思うと安心です。