クワガタも人間の成長と同じで、完全な成虫になるまでには様々な変化があるようです。
どんな環境が成長に適しているのか?
ここでは蛹から羽化するまでの過程について調べました。
蛹とは?羽化とは?
無事に越冬をする事ができた幼虫は春になって暖かくなると蛹になろうとする個体が多いようです。
実はこの蛹の時期はクワガタが羽化する為にはとても重要で、蛹時に傷が付いてしまったり、強い衝撃を受けたりすると無事に羽化できなくなってしまう事もあるのです。
ですから、飼育の場合は、できるだけ容器を静かで振動などが少ない場所に置く方がいいみたいですね。
蛹は外観的には半透明色から白系に変化し、触るとかなり柔らかいのだそうです。
蛹の期間は大体3週間くらいだと言われています。
上手く蛹にはなれても必ずしも上手く羽化できるクワガタばかりではなく、蛹の広さが十分ではない場合、クワガタは羽化できても不全の状態になってしまったりするのだそうです。
蛹の中で上手に寝返りが打てる程度が理想的なのだそうで、狭い蛹ですと寝返りもできない、中で羽を十分に広げられない、と言う事が羽化不全の原因になってしまうらしいのです。
ちなみに羽化とは羽ができてきて、成虫かする過程の事です。
幼虫から蛹になれば全て成虫になれると言うわけではないんですね。
温度・湿度にも気配りを
蛹化から羽化するまでの過程でも温度、湿度には気をつけたいものです。
湿度は大事なのですが、過剰な高温多湿は容器内に雑菌やキノコが繁殖してしまう可能性があるのです。
雑菌やキノコの発生は羽化不全の原因の1つですので、湿度を保つ為に湿らせたティッシュや新聞紙、スポンジなどの上に蛹を置いてあげる程度がいいようです。
過度な乾燥は勿論、過度な湿度にも気を配ってあげたいですね。
温度は15度以下になりますと幼虫の段階で活動が弱ってしまいます。
でも、暑すぎるのもよくありませんので、25度以上30度未満を常に保ってあげられれば最適なようです。
まとめ
人間でも変な寝相で寝ると体が痛くなったりしますね?
今回蛹の事を調べてみて、何となく人間と似ているとつくずく思ってしまいました。
クワガタのとっての羽は私たち人間の筋肉のように思えてしまいました。