クワガタを飼育する上で、餌は必要不可欠なものですよね。
与えた餌をクワガタがいっぱいおいしそうに食べているのを見ているだけで幸せな気分になりますよね。
でも、初めてクワガタを飼う人には何を与えればいいのかわからないですよね。
そこで今回は、クワガタにどのような餌を与えればいいのか、オススメの餌を幼虫・成虫別にご紹介していきたいと思います。
クワガタ幼虫の餌
野生のクワガタ幼虫は朽木の中で生活をし、朽木を食べております。
そんな朽木を再現したクワガタ幼虫飼育マットが売られておりますので、それを敷き詰めればクワガタ幼虫はそれを食べて成長していきます。
しかし現在では菌糸ビンと呼ばれる、広葉樹のオガクズをキノコ菌で朽ちさせ、それをビンに詰めたものを用いて飼育する方法が主流となっております。
クワガタが好む朽木は、キノコ菌によって分解されたものであり、菌糸ビンはキノコ菌が満載なので、正にクワガタ幼虫の飼育には最適なアイテムなのです。
菌糸ビンで育てられたクワガタは、マットや朽木で育てられた固体よりも大きくなりやすいのです。
そんな菌糸ビンの使い方や保存方法をもう少し詳しく見ていきましょう。
菌糸ビンの使用法・保存法
蓋を開け、ビンの上部にキノコが生えていた場合はキノコに養分が吸収されてしまうので、取り除きましょう。
その後幼虫が潜るための穴を開け、その穴に幼虫を入れて蓋を閉め、直射日光が当たらない23℃前後の温度管理が出来る所に置いておきます。
数日後に食痕と呼ばれる、幼虫が菌糸を食べた後が現れます。
ビンの白い部分が1/3程になったら新しい菌糸ビンと交換をしなければなりません。
幼虫を入れていない菌糸ビンの保存方法は冷蔵庫での保存が推奨されております。
交換用の菌糸ビンもキノコが生えていないかをマメにチェックして下さい。
キノコが生えていると禁止の劣化に繋がります。
菌糸ビン交換前は2~3日前に冷蔵庫から出し、幼虫の飼育環境と同じ温度に置いて、幼虫が移ってもすぐに馴染める環境を作って下さい。
ビンの外から見て幼虫が蛹になる準備や蛹になっていたら、たとえビン交換時期が来てもむやみに外へ出さないようにして下さい。
クワガタ成虫の餌
野生のクワガタ成虫は主に樹液を食べております。
毎日樹液をそのまま与えるのはかなり困難ですよね。
そこでオススメの餌は、少々コストは掛かりますが、昆虫ゼリーです。
成分的にも樹液に近く、栄養バランスも良く作られているので、非常に安心が出来ます。
種類によって栄養価の違いがあるので、状況に応じて使い分けることも出来ます。
例えば、産卵前のメスはたんぱく質を欲するので、高たんぱくゼリーを食べさせたりする事も出来ます。
その他に、クワガタはリンゴやバナナを好んで食べるので、ゼリーと併用して与えるのも良いかもしれません。
ただし、果物は腐りやすくコバエ発生の原因になる可能性もあるので、マメな交換が必要です。
まとめ
餌の与え方により、クワガタのサイズや体力が変わってきます。
長生きをさせるには、日々の餌を工夫する必要があります。
幼虫はほぼ1種類で大丈夫ですが、成虫は餌のバリエーションが増えるので、工夫を凝らすのは大変ですね。
クワガタにも人間同様、栄養バランスの取れた食事をさせてあげましょう。