クワガタを飼育している方にとって、最も頭を悩ませるものとしてコバエの発生を挙げる方が多数いるかと思われます。
ただでさえ衛生的によろしくなく、見た目も気持ち悪いのに、クワガタのケースの中で大量発生した日にはもう泣きたくなってしまいます。
今回はそんな厄介者コバエの、クワガタ飼育時によく発生するコバエの種類と、クワガタを飼育することによるコバエ大量発生の防止対策を紹介していきたいと思います。
クワガタ飼育時によく発生するコバエの種類
一口にコバエと言われますが、「コバエ」という名の虫は存在せず、6種類ほどの小さいハエをまとめたものです。
その中でもクワガタ飼育時によく発生するのは、ショウジョウバエとキノコバエの2種類です。
ショウジョウバエとは、体長約2~3mmほどの赤い目をした小さなハエで、クワガタを飼っていなくても台所等によく現れます。
腐敗した果実や植物を発生源としているので、家庭の生ごみや、クワガタのエサや朽木などから大量発生しやすくなっております。
一方のキノコバエは、体長1~2mmほどで、黒い蚊のような姿をしております。
発生源は観葉植物や腐葉土、培土などと言われており、クワガタの土や朽木も発生源の1つとされております。
特に人間やクワガタに直接害を及ぼすことがないので、クワガタのゲージにコバエが進入しても問題はないのですが、見た目が気持ち悪く不快なので、極力コバエの進入は防ぎたいところですね。
クワガタの飼育におけるコバエ大量発生の防止対策
先程も述べた通り、コバエは腐った果実や植物、培土が発生源となりやすくなっております。
クワガタのゲージ内は正にコバエにとっては発生源になりやすい空間であります。
大量発生させないためには、クワガタのゲージへの進入を防ぐ事が大切です。
その最良の方法は、コバエシャッターというコバエをシャットアウトするように作られている飼育ケースの使用です。
通気性を確保した上でコバエが進入する隙間を完全に埋め尽くしているので、ゲージ内の空気が薄くなることはありません。
出来るだけコストを掛けたくないのであれば、普段使っている飼育ケースの蓋にフィルターとなるものを噛ませる方法があります。
フィルターとなるものには、キッチンペーパーや新聞紙といった、通気性の良いものを使用します。
ただし、これらを使用する場合はクワガタによって破られたりする事があります。
また、水に濡れるとダニやカビが発生してしまうので、マメな交換が必要となります。
クワガタのエサもマメに交換するようにしましょう。
特に果物を与えている場合は早めの交換を心掛けましょう。
まとめ
クワガタとコバエの問題は切っても切り離せない問題です。
コバエ対策を行ったからと言って、完全にコバエの進入を防ぐ事は出来ません。
日々のクワガタの世話を大切にする事がコバエ進入防止の第一歩だと思います。
人間の生活でも常日頃綺麗にしていれば虫の大量発生のリスクを防ぐ事が出来るのと同様、
クワガタの生活環境も常日頃整えてあげましょう。