クワガタを飼っている人であれば、一度は冬眠させた方がいいのかなと悩まれた事があるかと思います。
クワガタに限らず、冬眠する生き物は、温度管理などといった条件をクリアすれば冬眠をさせなくても生きる事が出来ます。
ただし、起きている分体力を消耗するので、その分寿命は短くなってしまいます。
クワガタを冬眠させて1日でも長生きをさせたいですよね。
そこで今回は、クワガタの冬眠について書いていってみたいと思います。
冬眠するクワガタとしないクワガタ
クワガタは全種類冬眠するのかと思いきや、実は冬眠する種類としない種類に分かれております。
オオクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタ等は冬眠をし、ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ等は冬眠をしないと言われております。
なぜ種類によって冬眠をするかしないか分かれているかと言いますと、冬眠をする種類は成虫期の寿命が1年を越えるものがほとんどです。
クワガタは15℃前後になると動きが鈍り、冬眠準備を行います。
1年以上の寿命を持つ種類は生活していくうちに15℃前後の気温に直面し、さらに日数が経つとそれ以下の気温になるため、寒さをしのげる暖かい所に冬眠をして体力を温存させるのです。
逆に冬眠しない種類は短命で、秋や冬が到来する前に亡くなってしまうため、冬眠をしないとされております。
厳密に言えば、冬眠する必要がないという事になります。
ただし、稀に冬眠しない種類で長生きをする場合がありますが、そうなると冬眠をするケースになる事があります。
クワガタの冬眠時期
先程も説明した通り、クワガタは15℃前後で準備を行い、冬眠生活に入ります。
地域によって気候のバラつきがありますが、寒い地域では10月頃、暖かい地域では11月頃が外気15℃前後になる傾向があります。
冬眠からの目覚めも同様、15℃前後を境にクワガタが動き始めます。
ここでも地域差は出てきますが、春先では4月から5月にかけて15℃前後となり、それ以降は気温が上昇していきます。
これらをふまえ計算をすると、クワガタの冬眠時期は約半年~7ヶ月程と言えるでしょう。
まとめ
冬眠に関する基礎知識を書き記しましたが、注意して欲しい事があります。
クワガタの冬眠は季節そのものではなく、温度の変化によって行われます。
冬眠させるさせない問わず、15℃という温度を基準に温度管理はしっかり行うよう心掛けましょう。
急激な温度変化や不安定な温度はクワガタにとって毒ですので、十分にお気をつけ下さい。