そろそろ羽化する時期かなと思うと、菌糸ビンを毎日確認して、いつ羽化するのか気になりますよね。羽化が近づいているクワガタを見ると感動すると同時に、ここまで頑張ってくれたクワガタにそろそろエサをあげないと亡くなっちゃうんじゃないかな?と心配にもなってきます。

そこで、羽化がいつごろになるのか、どの時点でエサを食べるのかそのあたりを調べました。

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羽化するときの体の変化と掘り出す時期

飼育している温度や環境、クワガタの種類によっても違ってきますが、蛹になってからは4週間から8週間で羽化します。羽化が近づくと体に変化があります。

まず、羽化が近づくにつれて体が色づいてきます。色の変化が一番早く出るのが頭とアゴです。濃い黄色だった頭とアゴが茶色から茶褐色に変わってきます。少しずつ脚の色も茶色に変化してきます。いよいよクワガタとして形成されてくるんですね。この状態が目で確認できればあと数日で羽化が始まります。

また、人間の手で掘り返す場合なら、羽化してすぐのクワガタはまだ体がしっかりと固まっていないため、羽化してから3週間から4週間ほど待ってから掘り返しましょう。目安は羽の色が黒くなっていれば掘り出しても大丈夫でしょう。

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羽化したあとの環境とエサの時期

羽化したら一度成虫を取り出しますが、取り出すときには、下に洗面器のような容器を置いて、菌糸ビンを細長い棒やスプーンなどで掘ります。菌糸ビンの底に1割ほど残してあとは洗面器に捨てます。

掘り出していくうちに羽化したクワガタの姿が見えてきたら、やさしく手のひらに乗せて、掘り出して終わったら菌糸ビンに戻してあげます。他の成虫と一緒にしてしまうとお互いに傷をつけてしまうこともあります。1匹ずつ個々に飼育しましょう。交りを目的としているなら他のクワガタの成虫と一緒にさせるのはもっと先になります。

さらに、羽化後はまだ体がしっかりできていません。むやみに触らずにそっとしておきましょう。羽化してからのエサですが、しばらくは口にしないので心配になりますが、いつでも食べられるようにエサを入れておいてもいいです。クワガタによっては2カ月口にしないクワガタもいます。エサを食べている気配がなくてもしばらく様子をみてください。

まとめ

飼育中は湿気がなくならないように適度な湿り気を保つようにしましょう。また、交りを考えているなら、その後の成長を推し量る意味でも、成虫になってからはじめて食事をする後食の日を書き留めておくことをおすすめします。羽化から成虫になった姿を見ると本当に愛おしさが増しますね。

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