夏になると雑木林などで見つけることができるクワガタムシ。

子どもたちの人気者ですね。

ひと口にクワガタといっても豊富な種類があります。

そもそも、クワガタはどれくらい生きることができるのでしょうか。

クワガタの寿命について調べてみました。

クワガタ 寿命 一覧

クワガタの平均寿命は?

成虫になってからの期間でいえば、短いもので3~6ヵ月、長くて3~4年です。

種類によってかなりの開きがあるようですね。

オオクワガタは特に寿命が長く、5年以上生きるものも確認されています。

また、幼虫時代に1年かけるものと2年以上かけるものがいたり、成虫になってからすぐ亡くなるものと越冬するものがいたりと、一生のうちに使う時間の内訳も異なるようです。

年単位で生きるクワガタ

オオクワガタ、ヒラタクワガタ、ヒメオオクワガタ、アカアシクワガタ、コクワガタなどがいます。

なかでも寿命が長いのがオオクワガタで、3~4年ほど生きます。

幼虫時代も長く、メスは2年目になっても産卵することができます。

がっしりとした体とは対照的に非常に臆病な性格で、少しの物音でもすぐに物陰に隠れてしまうため、採集困難な種です。

ヒラタクワガタも2~3年と長生きのため、ブリーディングに適しています。

オオクワガタと姿形が似ているため、オオクワブームの時は代用品としても注目が集まりました。

ヒメオオクワガタ、アカアシクワガタはともに1~2年の寿命です。

両種とも日中に活動することがあるため、比較的見つけやすい種です。

コクワガタの寿命は1~1.5年です。

名前の通り小柄なクワガタで、縄張り意識が薄いため群れやすく、一匹見つけるとすぐ近くに数匹見つけられることもあります。

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数ヵ月単位で生きるクワガタ

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタは寿命の短いクワガタです。

ミヤマクワガタは3~6ヵ月の寿命で、比較的細い体をしています。

体中に金茶色の微毛が生えていて、鮮やかな外見の種です。

ノコギリクワガタの寿命は3~5ヵ月ほどです。

名が示すように、ノコギリのような大きなアゴがあり、けんかが強いです。

オス同士が出会うと激しいケンカが始まりますので、もし飼育するときは気をつけましょう。

野外に出ると早く亡くなってしまうノコギリクワガタですが、羽化後、蛹室にとどまっている時間が比較的長く、2年越ししてやっと外に出てくるものもいるようです。

まとめ

多くのクワガタが冬を越せるようですね。

去年出会ったクワガタと今年も出会えるような奇跡を期待したくなります。

オオクワガタに関しては、7年生きた個体も確認されているようです。

長寿命なのもオオクワガタが人気者である理由のひとつです。

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