クワガタの飼育にはコバエの発生が付き物です。
ゲージ内に進入したコバエの数が少なければ何とか追い出しや駆除が出来るのですが、ゲージ内に卵を産みつけられてそれが大量発生したらもう手に負えなくなりますよね。
それに、クワガタのゲージ内でコバエが大量発生したらクワガタに害が及ぶのではと心配になってしまいますよね。
そこで今回は、クワガタのゲージに進入したコバエがどのような所に卵を産みつけるのか、コバエの卵から成虫までのサイクル、コバエが発生したことによるクワガタへの影響と、卵を産みつけられた後の対策を書いていきたいと思います。
クワガタゲージ内でのコバエの産卵場所
クワガタのゲージに発生するコバエは、朽木やエサの果物等に釣られて進入してくるのが始まりです。
そしてゲージに進入したコバエは、マットの上に卵を産みつけます。
産みつけられた卵が一斉に孵り、それが大量発生に繋がります。
コバエの成長サイクル
種類にもよりますが、卵を産みつけられてから約1日で卵から孵り、幼虫になります。
幼虫から成虫になるまでの期間は平均で1週間から10日と言われております。
コバエは一度に250~500個の卵を産むため、それらが一気に孵ったら大量発生となります。
さらにその成虫が卵を産みつけるため、そのサイクルが延々と繰り返されるのです。
コバエの発生によるクワガタへの影響と、発生後の対策
幸い、クワガタ成虫・幼虫共にコバエが大量発生しても衰弱や命の危機に直面するような被害はありません。
ただ、ゲージの中で大量発生したコバエがゲージの外に出て、家の中に大量に飛び回るといった被害を被ってしまいます。
コバエの発生が著しく見受けられるようであれば、ゲージ内のコバエを外に追い出すなり、駆除するなどして完全にコバエの存在をなくした上で、マットや土を全取替えしてしまいましょう。
マットを交換したけどコバエが残っているのであればそのコバエが交換したマットに卵を産みつけますし、コバエを駆除しただけでマットを変えないと既に卵を産みつけられている可能性が大なので、両方の対策をクリアさせることが大切です。
まとめ
コバエはクワガタのゲージに進入してしまったら大量発生のリスクが高いのですが、逆にコバエの進入を防ぐ事が出来たら大量発生する事はありません。
ゲージ内へのコバエの進入を防ぐ対策が最も重要かと思われます。
ただ、100%進入を防ぐ事は難しいので、発生してしまった後の対策を知っておくのも損ではないでしょう。