オオクワガタの飼育の際、用意する産卵木ですが、木の周りにカビが生えてきたようです。
このカビはすぐに除去した方がよいでしょうか?
飼育上、問題あるカビなのでしょうか?
カビの完全除去は難しい
産卵木をしっかり埋め込んでいる場合、産卵木が見えている個所に生えているカビは、特に除去する必要はないとのことです。
しかし、気になるようでしたら、除去してもらってもよいのですが、飼育の際のカビを完全に除去することは不可能だと思います。
カビというのは、一時的に除去しても、またすぐ生えてくるでしょうから。
白いワタ状のものなら問題ない
産卵木はマットに埋まっている部分が、8~9割がたであるなら、心配しなくてもよいと思います。
マットに埋まっていない部分、つまり見えている部分の産卵木にアオカビが生じている場合でも、マットの中まで増殖することはないようです。
カビというのが、アオカビか白いワタ状のものかによって状況は違ってくるようです。
白いワタ状のものなら、産卵木を日枯れさせたと思われるキノコの菌糸である可能性が高いので、人間に害を及ぼすようなものではないでしょう。
アオカビが生えたら気をつけよう
産卵木でアオカビが付いたところは、オオクワガタのメスがかじることはないようです。
アオカビは、空気の流れがあるところでないと増殖はしないようです。
オオクワガタのメスが産卵する場所はマットの深いところなので、空気の流通が比較的少なくアオカビ増殖も関係ないと思われます。
産卵木を水に浸して陰干しする場合、長時間そのまま放置した場合に産卵木の表面にアオカビが付いてしまうことがあるので気をつけてください。
皮をはがした産卵木の陰干しは長時間ではなく、3~6時間程度で終了してマットに埋め込まないといけないでしょう。
まとめ
産卵木の陰干しが24時間も経過した場合は、産卵木の表面にアオカビが出てきてしまうようです。
オオクワガタの飼育上、アオカビが生えているのはよくありませんので、産卵木の木質部分を一皮ナイフなどで、削ぎ落す必要があるようです。
アオカビの生えた表面をタワシなどでこすったぐらいでは、また生えてくるようです。
陰干しをしたのはいいですが、何か用事が突発的に入ってきて、長時間マットに産卵木を埋め込むことができないのなら、一旦水没させないといけないようです。