ニジイロクワガタに産卵させたいならば、産卵セットを作る必要があります。
ニジイロクワガタは主にマットに産むことが多いですが、産卵木にも産みますので、まずは産卵木の準備をしましょう。
産卵木とは?
産卵木とは、シイタケの原木栽培で使ったホダ木をカットしたものです。
クヌギ材やコナラ材があります。
コナラ材はクヌギ材よりも安く手に入りやすいです。
クヌギやコナラ以外にも、ブナ、ケヤキ、ミズナラ等がありますが、クワガタの産卵木としては一般的ではありません。
材の選び方ですが、クワガタのサイズによって大きさは変えましょう。
ニジイロクワガタであれば、細目の5-8cm程度のものが適しています。
産卵の作り方は?
産卵セットとはクワガタの種類によっても少し違いますが、今回はニジイロクワガタの産卵セットについてです。
今回は産卵木の作り方について。
まず、産卵木の処理をしていきます。
加水処理してあるものも販売されていますが、割高なのでご自身で加水されることをおススメします。
加水の量は種類によってかわりますが、ニジイロクワガタの場合は少し多めが良いでしょう。
1.バケツ等に水を張り、産卵木を約半日から1日漬け込む。
この時、浮かんでこないように重りを乗せると良いです。
加水の時間が長すぎると水切りが大変なので注意。
カビの原因にもなります。
2.バケツから取り出し、網の上等に置いて水切りする。
晴れている日に、およそ半日程日陰で行うようにしてください。
3.水切りが完了した材の皮をとる。
カッターやナイフ等で、産卵木の皮をそぎ落としてください。
そぎ落とす範囲は半分くらいで大丈夫です。
全て皮をはがしてもかまいませんが、カビやすくなるので半分くらいで良いでしょう。
これで産卵木の準備は完了です。
産卵木にはコメツキムシという虫の幼虫や卵があることがありますので、加水する前にチェックしてみてください。
柔らかい材程、害虫が生息していることが多いです。
もしコメツキムシがいると、ニジイロクワガタの幼虫を食べてしまいます。
駆除のために電子レンジで加熱する方法もありますが、加熱すると必要な菌まで無くなってしまいますので、できれば幼虫がいないか自分でチェックした方が良いでしょう。
まとめ
クワガタの種類によって産卵木の水分量の好みがあるとは、なかなかデリケートな生き物だなぁと驚きますよね。
沢山卵を産んでもらうためにも、ニジイロクワガタの産卵に適した環境をしっかり整えていきましょう。